Nao☆「ベスト☆フレンド」 ― 自意識、異性。【4月前半に聴いた音楽】
【4月前半に聴いた音楽】
Nao☆「ベスト☆フレンド」
中学・高校と女性と話した記憶があまりない。共学だったけど、6年間をギュッとしたら女性と話した時間は1時間あるかないかぐらいだと思う。とにかく女性に対して自意識が過剰だったと思う。少し優しくされただけで、数秒前まで何も思っていなかったその子のことが気になるし、帰宅してもその瞬間を反芻して自室で悶々。(そんな己に頭から冷水をぶっかけてくれるのが日本語ラップだったりした)
触れるもの皆惚れるような状態だった気がするので"女性と友達になる"なんて、いいともの最終回かってくらい夢のまた夢みたいな話だった。オッサンに片足をツッコんでる今でこそ、普通に女性とお付き合いもして女性の友人もいるけど、当時はそんなこと想像もできたなかったな。
大学をきっかけに上京して人間関係が振り出しになった途端にそのコンプレックスがなぜかスッキリと解消。自分の得意なことと不得意なことの区別がちゃんとついて、たぶん人として自信が持てたからだと最近になって思う。自分は何者でもないなー、なんて今考えれば無駄なウエイトを勝手に背負ってたけど、上京して年齢を重ねる度に徐々に荷を降ろしていけるようになった気がする。
Nao☆(Negicco)の「ベスト☆フレンド」の歌詞に出て来る【君】と【僕】の関係は、
トモダチでいれるかな? もっと近づいたら怖いからこのままでいいや
ずっと君はマイベストフレンド 楽しいけど(Wow wow wow)
ずっと君はマイベストフレンド 苦しいのさ(Yeah yeah yeah)
・・・などのフレーズからなんとなく異性で、友達で、【僕】は【君】に気があるんだろうけど、なんらかの理由(【君】にすでに交際相手がいるなど)で叶わぬ恋、という図。
それをNegiccoのNao☆ちゃんという結婚したアイドルが【僕】目線で歌うのが結構ムゴい。ムゴいようでそれが現実なのだけど。
【他にも聴いたぞ4月前半】
▼スチャダラパーからのライムスター「Forever Young」
日本語ラップを聴き漁り始めた中学生ぐらいの時に「こことここが合体すれば面白いのになぁ」みたいな無理がある空想が時を経て立体化された。感動。
10年以上前にタマフルにスチャダラパーがゲストで出た回、未だに聴き直します。
久々に良い青春パンクが聴けた。「青春パンク」って死語かも。