ヒマの過ごし方帖。

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人の数だけヒマはあるのだ。

lyrical school「OK!」 ― OKラインの想像力。【4月後半に聴いた音楽】

【4月後半に聴いた音楽】

lyrical school「OK!」(※「OK!!!!!」収録)

 

会話の中で、自分の発言について相手がどう思っているのか?この「想像力」の難しさに、特に大人になって痛感することが多い。

 

大小あれど、物の例えで相手が不快になるような表現をしてしまった時は何度もある。マンツーマンならまだしも、数人で話しているときにヤバい表現ををしてしまった時の、自分の言葉だけが宙に浮いてる感じ。そのまま宙に浮いてたのを見上げてたらギューンと自分の方に突撃してきて爆発する感じ。いくら思い出しても嫌な気分にしかならない。

 

自分に自信がないタイプなので、その都度反省はする。何て言えばよかったかな?とか、そもそもそういう発言をしなければよかったのかな?とか。謝っても謝りきれないものについてはシャワーを浴びてる時などにふとフラッシュバックして「アァー!!!」とか叫んだりする。

 

最近だと、ナイナイの岡村さんがラジオでの発言が問題になった時、それについて謝罪をした放送回で「想像力を欠いた発言でした」と言っていた。

自分は十数年前からずっと「ナインティナインのオールナイトニッポン」のリスナーで、毎週の放送を欠かさず聴いている。それだけにこの事件は、他者への想像力について考えさせられる大きなきっかけだった。目も当てられないくらい炎上して次の木曜25時がくるまで、全く他人の岡村さんを他人事とは思えないぐらいに感じてしまい、起きてから寝るまで「炎上前にあの発言を聞いた時点で自分は引っかかった点はあったか?」とか「自分だったらあのハガキに対してどんなコメントをしていたか?」みたいなことが頭の中をぐるぐると巡っていた。番組が続くか続かないかなんて考えは二の次だった。自分が「白い巨塔」の財前教授だったらリスナーとして「心より恥じる。」と遺書を残していたかもしれない。

 

というか、これで衝撃を受けて気づいていたくらいでは遅いのかもしれない。これからの時代は何がOKで、何がOKじゃないのか?をもっと考えて発言して、想像力を育む必要があると思った。

 

あと、個人的にはセクハラ、パワハラコンプライアンス、エチケットなどについて「これでは女性や部下に何も話せない」「何も面白い表現が出来なくなる」と堂々と言う人が好きじゃない。他者への想像力を放棄してしまったらおしまいだと思う。

 

lyrical school「OK!」はそんなウジウジした気持ちががちっぽけと思えるくらい爽快な曲だった。「意味なんてどうせある」っていいフレーズだな。

 

 

【これも聴いた4月後半】

▼GADRO「この街には俺がいる」(※「1LDK」収録)

「何もない街にこそ全てが詰まってる」ってすごい歌詞だ。自分は地元の田舎さが嫌で嫌で仕方なくて上京したので。「マックスバリュー」という単語、日本語ラップ史上で初めて出てきたワードじゃないだろうか。

▼petit fleurs「ミラフル**」(※「première fleurs」収録)

VTuberに疎いんですが、専門の事務所があるんですね…全く知らなかった。

▼JAMBO LACQUER & OLIVE OIL「CHANCE」(※「OIL LACQUER」収録

最近テレビを見ていて、YMO「1000 Knives」の主旋律が木琴?のバージョンが流れていた。その音源を突き止めるために検索していたらこれが引っかかった。木琴のヤツは探し出せず…。