ヒマの過ごし方帖。

ヒマの過ごし方帖。

人の数だけヒマはあるのだ。

アイドルなんて呼ばないで。

さっき、はなまるカフェを見てたらゲストの島崎和歌子がこんなことを言ってた。


「平成元年ってバンドブームでアイドルのお仕事がなかったんですよねアッハッフォッハッハhhフォッッ」



俺が生まれてまだ1年も経たない「平成元年」という年はバンドブーム真っ盛りで、「アイドル的な存在(プリプリ云々)」こそいたものの、
モーニング娘。が出てくるまで「アイドル歌手」と銘打って世に出る人ってなかなかいなかったらしいんだよね。



つまり昭和末期〜平成数年まで「アイドル」が消えてるんです。



ちょうどその辺から始まってしまったのが、
【他人から曲や振り付けを提供してもらい、歌い踊る】
という定義的には十分アイドルな存在をも「アーティスト」と呼んでしまう風潮。(SPEED、安室奈美恵、etc.)
「アイドル」という肩書きの価値、プライオリティが確実に下がった瞬間です。
ここがターニングポイントで、
【売れないものは「アイドル」、売れたら「アーティスト」】
という世間の認識によってアイドルはますます冬の時代に追い込まれます。


そして二次災害的に生まれたのが「アイドルファン」と「世間一般」を分ける大きな溝。
(いまや「アイドル」ってジャンルだけに起こってることじゃないけど。)
「世間に受け入れられるものは俺たちのものじゃない。」
→「俺たちのものじゃなくなったらそれは『アイドル』じゃない。」


「俺の!俺たちのアイドル世界観!」をファンが誇示したいばかりに、とてもくだらなくて、偏狭で、根拠無さげな認識が万延。
(まぁその気持ちわからないでもないんだけどサ・・・。)


だから両者がどんどん溝を大きくした結果の今のアイドルシーンなんだよね。
本来シーンを盛り上げるべきなのはファンなはずなんだけどなぁ。




【超コラボ!AKBアイドリング!!!結成へ】
http://www.sanspo.com/geino/news/081206/gnj0812060504002-n1.htm


先日行われたAKB48アイドリング!!!がユニットを組むという記者会見で、秋元康氏はこんな発言をしています。


「(2008年の)紅白から女性アイドルがいなくなった。」




疑問を感じたのは俺だけではないはず?
「あれ?Perfumeってアイドルじゃないの?」


Perfumeって振り付けも曲も自分たちでやってるわけじゃないし・・・定義的にはガッチガチのアイドルじゃないか!
売れたら「アーティスト」なの?



そんな興味深い話を宇多丸師匠がしてました。


TBSラジオ荒川強啓 デイ・キャッチ!
宇多丸のニュースな小骨!2009年01月01日
Perfumeがアイドルじゃないって、どういうこと!?」
http://podcast.tbsradio.jp/dc/files/yamada20090101.mp3




Perfumeは「アイドル」ですか?「アーティスト」ですか?