ついに覚悟を決めました!【SMAP楽曲大賞】
もうSMAPが新しい曲を出すことはない!(ないよね・・・?)
色んなサイトのSMAP楽曲投票や、ファン投票で決まった25周年記念のアルバムがなかなかヌルかったことにプンプンな自分の自分だけの自分のための「SMAP楽曲大賞」をここに遺しておこうと思います。
ヌルいんだよ、ビクターエンターテイメント!
【概要】
部門は以下の8つ。
さすがに細かい順位をつけるのは難しかったのですが、本当に自分が好きでオススメしたいSMAPの楽曲をある程度の数まで絞りました。
・シングル部門(10選)
・カップリング部門(5選)
・アルバム曲部門(10選)
・リミックス・別アレンジ部門(5選)
・ラップ曲部門(5選)
・ユニット曲部門(5選)
・ソロ曲部門(5選)
・インスト部門(5選)
こちらも併せて是非。
【シングル部門】(10選)
※シングルのタイトル曲を集めました。
■雪が降ってきた(6thシングル)
こんなにワクワクするトラックなのに、「雪を見て元カノを思い出す」歌ってのがまたイイじゃないですか。
■オリジナル スマイル(13thシングル)
SMAPのどの曲にももれなく言えることなんだけど、アイドル界のダークサイド生まれの彼らにストレートにハッピーな歌を歌わせたところで何も面白みがないし、響かないことは分かり切っていて。
「世界中がしあわせになれ!」「生まれつきの笑顔に戻れ!」って背中を押そうとするJ-POPは他にたくさんあるけど、そんな中で「山程ムカつくこと たくさんあるけど/腐ってたらもうそこで終わり」って口汚いフレーズが入るあたり、実にSMAPらしくてシビれる。
■がんばりましょう(14thシングル)
深読みかもしれないけど、歌い出しの・・・
かっこいいゴールなんてさ あッとゆーまにおしまい
星はひゅるっと消えていた また別の朝だった
ってフレーズは、遠回りに"王子様路線に対する羨みや僻み"ともいえる、やんわりとした光GENJIディスなのだとずっと思っていて。
武器がないなら「がんばりましょう」、スキルがないなら「がんばりましょう」、の「がんばりましょう」なのだと思う。
あと「がんばりましょう」って、(「よくできました」が最高だとしたら)誉め言葉のランクで結構低い方じゃないですか。
その自虐も込めているのかなと考えたり。
■KANSHAして(16thシングル)
歌詞はオンナ目線なんだけど、男が考える"イヤだけど遊ばれたいオンナ像"・・・を歌えてしまうのがSMAPの超~卑屈でグッとくるところですよね。
■どんないいこと(18thシングル)
こんな悲しい都会の恋の歌、旧世代の王子様アイドルには歌わせらんないよな・・・。
色んな人がカバーしてるけど、高橋幸宏が歌ってるヤツが好きです。
なんでわざわざこれをカバーしたかは謎だけど・・・。
■俺たちに明日はある(19thシングル)
SMAPがバブル崩壊後のアイドルだからなのか、とにかく「金がない」「財力で女に負けた」みたいな歌詞が多い気がする。
時代遅れのオンボロに乗り込んでいるのさ
だけど降りられない 転がるように生きてゆくだけ
・・・みたいな、"ゆる硬派"な感じがすごくちょうどいい。
■Peace!(26thシングル)
SMAPイチのどファンク。
ホーンセクションが気持ちよくて仕方ない。
■Dear WOMAN(39thシングル)
WELCOME ようこそ日本へ 君が今ここにいること
とびきりの運命に心からありがとう
「日本」という言葉を使って堂々歌って大方許されるのってSMAPと三波春夫くらいなんじゃいなかな・・・。
■This is love(45thシングル)
単調なビートとシンプルな音色が心地いい。
この辺からSMAPも色んな形態でCDを売り出してちょっと困惑したけど・・・。
■Joy!!(50thシングル)
これまでにありそうで意外となかった「みんなで踊れるSMAP」。
解散までの数年の中では一番好きなシングル。
傾向としては、有名なバンドマンが書いた物よりは、職業作曲家によるSMAP楽曲の方が個人的に好みなんだけど、津野米咲氏(ex.赤い公園)に大軍配。
【カップリング部門】(5選)
※カップリングの曲を選びました。
■君と僕の6ヶ月(「がんばりましょう」収録)
「フラれました」という旨の歌いだしで、具体的に"なぜフラれてしまった"のかを紐解いていく悲しい構成。
裏腹に、モータウンビートの明るさが哀しさに拍車をかける。
■BEST FRIEND(「負けるなBaby!~Never give up」 収録 )
近年でもたま~にフツ~にEテレ「みんなのうた」で流れてたりしたので、これがスマスマの大きな節目で必ず歌われている曲と同じものだと考えると、やっぱりSMAPの偉大さを感じるばかり・・・。
カップリングに入っているオリジナル版は、世間で聴きなれている「pamS」収録の「2001.ver」とは歌詞が少し違って、フルで聴くと"親子の仲直りの歌"だということがわかります。
一般公募の詞(書いたのは当時中3の女の子)で出来上がった歌が20年後、こんなオオゴトに紐付く歌になろうとは。
ベスト・フレンド ベスト・フレンド 大好きなひと
とっても とっても ママはベスト・フレンド
■Major(「オリジナル スマイル」 収録 )
メジャーな気持ちにさせて いつも僕の側で…
たぶんここでの「メジャー」はコードの話なのかな?と勝手に思っているけど、サビでマイナーコードをバンバン使っているのがグッとくるけど。
2番の歌詞はやはり・・・
キャッシュ積んだだけじゃ 買えやしない夢もあった
金の話。
これもホーンセクションが豪華。
■buzzer beater(「Dear WOMAN」 収録 )
春を歌うアイドルソングは大体イイんです。
【アルバム曲部門】(10選)
※アルバムの曲を選びました。
■ポケットに青春のFun Fun Fun (「SMAP 004」収録)
踊っていたい、ケンカがしたい、恋がしたい。
「ツラいけど頑張ろう」系のJ-POPは多々あるけど、こんな所帯じみた歌詞を嫌味なく歌えるのは彼らぐらいだと思う。
2番の歌詞冒頭。
あなたのために祈らせてと いきなり声をかけられた
真剣な瞳のその人みて 思わず迷惑そうにしたよ
大きな新興宗教がイキイキしていた当時にこのラインはすごいよなぁ。
信じてると夢はかなう それはあやしい
歌いだしがアイドルの歌のそれではない!
「がんばりましょう」に並ぶ、SMAPの生き様を歌ってるような曲な気がします。
■Relax(「SMAP 009」収録)
SMAPはどのアルバムも一曲目を大事にしてる感じがすごく伝わる。
バックコーラスが気持ちいい。
(音源が見つからなかったのが悔しい。。。)
■言えばよかった(「SMAP 012 VIVA AMIGOS!」収録)
「(自分or相手が)引っ越しで好きな子と別れなければいけない」という歌詞はSMAPに何曲かあって、そんな"引っ越しお別れソング"で一番好き。
間奏明けの中居君のソロパートがキモ。
全部あわせてもSMAPの中で一番好き。
アルバムの投票でもコレを選んだくらい。
■People Song~みんなのうた~(「SMAP 015/Drink! Smap!」収録)
週末を歌うアイドルソングにもまたハズレなし。
■SUMMER GATE(「SMAP 016 / MIJ」収録)
「BANG!BANG!バカンス」までは突き抜けたような夏の歌というのはSMAPにはなくて(・・・たぶん)、聴くだけで気持ちいい。
■TAKE OFF(「SMAP 018/Pop Up! SMAP」収録)
HOME MADE家族のMICRO作詞・曲。
ラッパーならではというか、譜割りの細かさが好き。
■真夏の脱獄者(「GIFT of SMAP」収録)
最後の何年かはではかなり「重い一発」のような曲。
聴いてかっこいい、ライブで見てかっこいい。
椎名林檎のセルフカバーもまたいいんだこれ・・・。
【リミックス・別アレンジ部門】(5選)
※リミックスやオリジナルとは違うアレンジでCDに収録されている曲を選びました。
■負けるなBaby! 〜Never give up[3×3 MIX](「SMAP 003」収録)
最初のビートボックス素材とか、クラップが気持ちいい。
ビートボックスの「ドォチ!ドォドォチ!」をマネしたくなる。
■華麗なる逆襲[tofubeats remix](「華麗なる逆襲 / ユーモアしちゃうよ」収録)
tofubeats特有のシンプルなエレピアレンジがいい。
■はだかの王様~シブトクつよく~[SPACE COWBOY REMIX](「SMAP017/SAMPLE BANG!」収録)
原曲丸崩れ系のリミックスの中では、一番オシャレなぶっ壊し方で全然聴けちゃう。
■KANSHA して[wah wah version](「SMAP 007~Gold Singer」収録)
オリジナルを遥かに凌駕したリアレンジ。最高。豪華。金かけすぎ。
■SHAKE[YASUHARU KONISHI REMIX](「「ATTRACTIONS! KONISHI YASUHARU Remixes 1996-2010」収録)
小西さんのリミックスの中ではズバ抜けて好き。
俺がSMAPのことが好きなのを抜いたとしてもズバ抜けて好き。
終盤の木村拓哉のコーラス(「イェ~イェ~イェイェイェ~」)、アレを見つけて素材にする小西さんはホントにすごいと思う。
【ラップ曲部門】(5選)
※ラップがメインの楽曲を選びました。
■Five True Love (「SMAP 009」収録)
「FIVE RESPECT」がめちゃイケでヒットしてしまったばかりに、すっかりナリをひそめてしまったこの曲。
■夏楽園 ~clap your hands~ (「SMAP017/SAMPLE BANG!」収録)
トラックの雰囲気の気持ちよさとか、フロウもラッパーが考えてないものにしては全然気にならない・・・けど、スクラッチがやたら多い。
■living large (「BIRDMAN~SMAP 013」収録)
m-floプロデュース曲。
これ聴くと当時のm-flo自身の作風がよくわかる。
経験が招く 被害妄想
I go show with 労働 my life's 小説の様
ここ大好き。アイドルの歌詞で「被害妄想」って言葉はなかなか聞いたことないな。
香取の作詞。
自分のことを自分で書いて自分で歌うのが真っすぐにヒップホップ過ぎて、もうこれはアイドルソングではないね。
フィーチャリングの「MC岩」はいったい誰なんだ・・・。
■Over Flow (「SMAP 015/Drink! Smap!」収録)
mihimaru GTのmiyakeプロデュース。
メロディ先行だからなのか、ちょっとフロウがレゲエっぽくも感じる。
ピアノのトラックが◎。
【ユニット曲部門】(5選)
※全員ではなくユニットで歌っている曲を選びました。
■それが痛みでも (森・木村 「SMAP 006~SEXY SIX」収録)
よその国の平和のために スケートをした
彼女の顔をみて 感動していた
まずい歴史は教わらずに知らないままで
陽気に暮らしている平和じゃ貧しい
こんなに斬り込んだ歌詞、今じゃきっと難しいよなぁ・・・。
アレンジだけでいうと、東京女子流にカバーしてほしい。
■短い髪(草彅・香取 「We are SMAP!」収録)
草彅のピアノ伴奏で香取が歌いだすという演出も斬新だった。
■ココニイルコト (木村・香取 「SMAP 011 ス」収録)
スガシカオプロデュース。
ボンゴとギターだけのシンプルな構成がまたいいんだよなぁ。
■ひと駅歩こう (木村・香取 「SMAP 012 VIVA AMIGOS!」収録)
「ココニイルコト」と同じコンビで同じようなストリートミュージシャンスタイル。
ゆずを意識してたりするのかな?
■Part Time Kiss(木村・稲垣 「SMAP 002」収録)
オリジナルもいいけど、「pamS」収録の新録バージョンのオトナの彼らの声で聞くとまた違った印象に。
オリジナルは吾郎ちゃんのパートは歌唱力に「がんばれ!がんばれ!」と思わず応援したくなる。
【ソロ曲部門】(5選)
※ソロで歌っている曲を選びました。
■HA (木村ソロ 「La Festa」収録)
木村拓哉が作詞。
彼のカッコよさと人間っぽさが濃縮されたような曲。
傘を差したくなる様な気持ちになってしゃがみこんだら
僕のスペース 案外小さかった
"ヤバイ"って "ダルイ"って "シャレになんない"ってそうやって
前に後ろにズルイ自分を隠す
木村拓哉でさえも、自分のことを小さくてズルイと思うような部分があるのかって考えただけでキュンとしちゃう・・・。
■NATSU~夏~ (木村ソロ「BIRDMAN~SMAP 013」収録)
木村拓哉が歌うオンナ目線(しかも年上の彼女っぽい感じ)の歌なんて、たまらなくないですか?
■トイレットペッパーマン (中居ソロ「SMAP 016 / MIJ」収録)
中居君のソロ曲はいろいろあるけど、どれもミュージカルに近いものが多くて、面白いんだけど「音楽」としては好き嫌いがハッキリわかれそう。
でもこの曲は歌詞の面白さよりも、まずちゃんと音楽が先にある感じがいい。
最初のラップ(・・・というか完全にフリ)もやたらかっこいいし。
■ソウデス (草彅ソロ 「super.modern.artistic.performance」収録)
単純にボッサ、サンバが大好きなので。
ナイス橋本氏は今何してるんだろう・・・?
SMAPと非常に相性がよかったのに。
■Style (木村ソロ「super.modern.artistic.performance」収録)
久保田利伸作曲。
カッティングが気持ちいい~。
【インスト部門】(3選)
※SMAPが歌っていない曲を選びました。
■Theme of 015 (「SMAP 015/Drink! Smap!」収録)
小西康陽プロデュース。
この曲、テレビでよく聞く。(俺がよく気づくだけなのかも知れないけど・・・)
デビュー曲のサンプリング(「S・M・A・P」部分)が憎いネ!
■CHAN TO SHI NAI TO NE! SMAP(「CHAN TO SHI NAI TO NE!」収録)
中田ヤスタカプロデュース。
SMAP SHOPで限定販売されたCDに収録されている曲。
テキトーに色んな言葉を喋らせてそれを素材にするって、SMAPにありそうでなくていい。
草彅逮捕後のこのタイトルも俺は好き。
個人的に嬉しいのは、昔から特技として知られていた木村拓哉の般若心経がなぜか最後に入ってること・・・なぜ?いいけど、なぜ?
■Theme of 019 super.modern.artistic.performance (「super.modern.artistic.performance」収録)
ウィル・アイ・アム(BLACK EYED PEAS)プロデュース。
読み上げソフト(っぽい?)のサンプリングも新しいし、何よりトラックがフツーにカッケーよ。
通りすがっている人がこのうちのどれかに刺さっていることを願って・・・。
改めてSMAP25周年おめでとう!!